皆さん、こんにちは。
今回は弊社の主な取扱商品にもある、「ガスタービン発電設備」とは何かを紹介したいと思います。

まず、ガスタービンとは何か?ですよね。

ガスタービンとは、燃料(軽油、灯油、天然ガスなど)を燃やして動力とする
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンと同じ回転式熱機関の一種です。

ガソリンエンジンやディーゼルエンジンはピストンの往復運動を回転運動に変換しているのに対して、
ガスタービンエンジンは回転運動のみしか無いので構造が簡単で振動も少ない利点があります。
作動原理としては、吸気⇒圧縮⇒燃焼⇒排気の流れです。

ガソリンエンジンやディーゼルエンジンはこの動作を一つのところで行いますが、
ガスタービンエンジンは吸気するところは吸気しか行わない。
圧縮するところは圧縮のみ。燃焼するところは燃焼・・・のように役割分担されています。

この作動原理をを分かりやすく説明します。

まず、大量に空気吸います。そして、圧縮機でその空気を圧縮させます。
燃焼器で高圧の空気に燃料を噴射して燃焼させます。
そしてこの高温高圧となった気体がタービンを回転させて、その回転運動を発電機に伝えて電力に変換します。

これがガスタービンと言われるものです。
どうでしょう?なんとなく想像できましたか?

機械的には構造が簡単で振動も少なく利点だらけに見えますが、エネルギー変換効率が悪いという欠点もあります。
また、機械的には利点の多いガスタービンですが、制御が複雑で難しいっていう欠点もあります。

次に、ガスタービンがどういったときに必要とされるかを説明しますね。

弊社の場合、1番の取扱商品として「非常用発電設備」にこのガスタービンが使用されています。
非常用発電設備は、緊急時に始動⇒電力供給 できることが特徴とされています。

日本でも近年、大震災が起きていますが、その際に非常用発電設備は必要不可欠でした。
震災以降では、非常時にも電力を供給できるシステムへのニーズが高まってきているので、
24時間稼働が必須となる病院や、IT関連等のデータセンターの需要が増えています。

 

長々となりましたが、このようにガスタービンは人の命を救うために必要なものでもあります。
遠いようで近い存在だということがご理解いただけましたでしょうか。

不明点等ございましたら、お気軽に問合せください。